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  下岩崎(津軽鉄道・津軽鉄道線)

1.駅跡地(毘沙門方面をのぞむ)

 

2.駅跡地を通過する普通列車

【駅概略】 ※1944年3月31日廃止

津軽鉄道の津軽飯詰−毘沙門間にあった駅。津軽飯詰駅から1.3kmの地点にあった。1932年の開業から1941年の営業休止,1944年の廃止にいたるまでの経緯については詳細不明だが,戦時中に休止・廃止となっていることから,不要不急駅の対象となった可能性が考えられる。現在,駅跡地に痕跡は全くない。

 

【駅データ】 ※現在は廃止

駅名

下岩崎(しもいわさき)

所在地

青森県五所川原市下岩崎
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1932年4月24日

乗降客数

駅名のルーツ

 

【停車本数データ】 ※現在は廃止

1940年10月

?往復

 

【訪問記】(2009年9月)

津軽五所川原駅から津軽鉄道に乗る。目的地は「十三湊」という中世に繁栄を極めた港湾都市の遺跡だ。津軽半島の日本海側にあり,津軽中里駅からバスに乗り換えて向かうつもりである。車内では鈴虫の鳴き声が走行音の中に涼やかに響き,トレインアテンダントがにこやかに観光案内などをしている。外はさわやかな秋晴れ。気分が良い。

十三湊遺跡の前にちょっと寄りたいところがある。津軽五所川原駅から3駅目,津軽飯詰駅で下車し,駅前通りを北へ向かう。「吹雪のため一時通行止めにすることがあります」という看板が立っている。「津軽」を感じる。

歩き始めて約20分,何の変哲もない踏切に到着した。ここは下岩崎という駅があった場所である。最近ある書籍で存在を知り,営業キロを頼りに場所を推定してやって来たのである。

踏切に立って,跡地をじっと見てみる。痕跡はない。
線路右側の草むらをつぶさに探してみる。やはり痕跡はない。
線路左側の草むらもつぶさに探してみる。やはり痕跡はない。
踏切に戻って,跡地をじっと見てみる。くどいようだが,やっぱり痕跡は何もなかった。

65年も前に廃止されたのだから痕跡は全く残っていないだろうと思っていたが,本当に何も残っていない。まさに予想通りである。わざわざそれを確かめに来たようなものだ。なんだか虚しい気もするけれど,それを確かめただけでも来た甲斐があったと思うことにする。


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