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  日高川(紀州鉄道・紀州鉄道線)

1.ホーム跡

 

2.駅構内

【駅概略】 ※1989年4月1日廃止

紀州鉄道の元・終着駅。日高川に隣接して設けられ,製紙工場へのチップ輸送の拠点として活況を呈していた。しかし貨物輸送は1984年に廃止,旅客輸送量の少なかった西御坊−日高川間0.7kmが1989年3月いっぱいで廃止された。

 

【駅データ】 ※現在は廃止

駅名

日高川(ひだかがわ)

所在地

和歌山県御坊市名屋町
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1934年8月10日(御坊臨港鉄道として)

乗降客数

駅名のルーツ

 

【停車本数データ】 ※現在は廃止

1944年12月(御坊臨港鉄道)

下り16本,上り10本

1956年12月(御坊臨港鉄道)

18.5往復

1968年12月(御坊臨港鉄道)

下り26本,上り19本

1979年8月

11往復

1987年4月

4往復

 

【訪問記】(2005年9月)

紀州鉄道で西御坊駅に到着。ここから廃止された日高川駅まで,700mの廃線跡ウォーキングに出た。さっそく,西御坊駅のすぐ南側に車止めが設置されている。

路盤跡はあまりにもくっきりと残っている。西御坊駅を出てすぐの鉄橋は撤去されていたが,路盤跡はすぐに復活して先へと続いている。道路と交差する部分ではアスファルトで覆われているものの,それ以外は基本的に線路もそのまま残っている。

途中,物置き場や畑の一部と化しながらも,16年前に廃止された路盤跡は緩い曲線を描いて日高川駅へと向かう。その直前で,腕木式信号機が二度と来ない列車の往来を仕切っていた。

日高川駅跡に到着。貨物の取り扱いをしていただけあって,なかなか広い構内だ。往時の面影は辛うじて感じられるものの,レールは錆び弱り,草が生い茂り,ホームは崩れかかっている。かつて栄華を誇ったこの駅も,今は静かな住宅地のただ中で幾許もない余生を送っていた。


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