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  菊水山(神戸電鉄・有馬線)

1.ホーム

 

2.駅入り口

【駅概略】 ※2005年3月26日営業休止、2018年3月23日廃止

神戸電鉄有馬線の鵯越−鈴蘭台間にあった無人駅。鈴蘭台駅から2.9kmの地点にあった。神戸市内にあって市街地に近いものの,六甲山地の険しい山中に位置し,自動改札も設置されていなかった。また,停車本数も少なく,鈴蘭台・西鈴蘭台駅を発着する普通列車の一部のみが停車,それ以外は普通列車も含め全て通過していた。利用客が極端に少なかったことから,2005年3月に営業休止となり、2018年3月に正式に廃止された。

 

【駅データ】 ※現在は廃止

駅名

菊水山(きくすいやま)

所在地

兵庫県神戸市北区山田町下谷上字中一里山11-6
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1940年10月5日(神戸有馬電気鉄道として)

乗降客数

18人(1998年現在,1日平均)

駅名のルーツ

 

【停車本数データ】 ※現在は廃止

2004年12月

下り18本,上り12本

 

【訪問記】(2004年12月)

さいころの旅・1日目。さいころに言われなくても,喜んで行くことにする。新開地でラーメンを食べながら,菊水山に停車する電車を待つ。やっとの思いでつかまえた電車は,新開地を出るとさっそく山中へと吸い込まれていった。

期待で胸が高鳴る中,電車は菊水山駅に到着。他に誰も降りないだろうと思っていたが,人影が見える。どうも同業者らしい。と,その前に,車掌さんが小走りで近づいてくる。切符を確認すると,またあわてて電車に戻り,発車していった。

さて,そのままホームに仁王立ちして,周囲の様子をうかがう。完全に山の中にあり,人家は見えない。この駅はおそらくハイカーのために設置されているのだろう・・・。そんなことを考えている間にも,頻繁に通過電車が目の前をかすめていく。乗客には,自分の姿はどう映っているのだろうか?

次の電車は1時間以上ない。駅にいるのに変な話だが,隣の鵯越駅までは歩いたほうが断然早い。意を決して,駅からつながる長い階段を下りていく。

階段が尽きると,舗装道路に出た。振り返ると,菊水山駅はこちらですよと矢印で示した看板がある。なるほど,確かにこの看板がなければ,この上に駅があるとは思いもよらないだろう。・・・・・・果たして何人の役に立っているかは甚だ疑問だが。

案内板にしたがって鵯越駅を目指す。途中から舗装道路をはずれ,山道に入った。何か得体の知れないものが出てきそうな雰囲気が漂っている。「マムシに注意」の看板もある。駅に向かっているというより,ハイキングの様相を呈してきた。

しばらく行くと左手に住宅地が見えてきた。久々に見る近代文明である。それまでの心細さから一転,妙な安心感に包まれるうちに鵯越駅に到着した。


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