ホーム > 秘境駅の情景 > 旧白滝

ホーム > 廃駅跡の情景 > 旧白滝【現役時代の様子】


  旧白滝(JR北海道・石北本線)

1.旭川方面をのぞむ

 

2.駅遠景

 

3.時刻表

【駅概略】 ※2016年3月26日廃止

遠軽駅から旭川方面へ4駅,32.5kmの地点にある無人駅。1面1線の簡易なホームと待合室がある。駅前を国道333号線が走っており,周辺には数軒の農家が点在している。また,駅北西側の山裾を高速道路が通過する予定になっており,現在工事が進められている。なお,駅名に「旧」がつくのは他に神戸市営地下鉄の旧居留地・大丸前駅のみ。利用者が極端に少なくなったことから、2016年3月に廃止された。

 

【駅データ】 ※現在は廃止

駅名

旧白滝(きゅうしらたき)

所在地

北海道紋別郡遠軽町旧白滝
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1947年2月11日石北線の仮乗降場として開業,1987年3月31日駅に昇格

乗降客数

駅名のルーツ

字義の通り,白滝村域で最初に開拓されたところである。のちに村の中心は今の白滝駅のあたりに移った。

 

【停車本数データ】 ※現在は廃止

1950年10月(石北線)

3.5往復(仮乗降場)

1956年12月(石北線)

4.5往復(仮乗降場)

1972年10月

4.5往復(仮乗降場)

1987年4月

2.5往復(駅)

2006年10月

下り1本,上り3本(駅)

 

【訪問記】(2006年10月)

下白滝駅で下車し,国道333号線を西に向けてとぼとぼ歩いてきた。すると,やがてにわかに前方が開け,国道と分かれて左に入る道が現れた。どうやら国道の旧道らしい。国道はトラックが暴走しているので,旧道を行くことにする。

そのままさらに進む。その途中でふと背後に気配を感じ,あわてて振り返る。と,驚いたことに,パトカーが一台,約100m後ろをゆっくりと走っているのが目に留まった。私を追い越すでもなく,明らかに私をマークしている風である。こんなところを一人でぶらぶら歩いている私が挙動不審に見えたのだろう。我ながらそりゃそうだろうな,と思う。けど,別に公道を歩いているだけで,悪いことは何もしていない(変なことはしてるけど)。ので,職務質問されても堂々と答えるだけだ。気にせずまた元のように歩いていると,パトカーはにわかにスピードを上げ,私の横を走り去って行った。

(でもやっぱり内心は)ふぅ〜っ・・・・・・。

またしばらく進む。と,今回の目的地である旧白滝駅に至る農道が右に分かれる。が,その手前の左手に,青い屋根をした建物があるのが目に留まった。吸い寄せられるように近づいてみる。と,これは40年以上前に廃校となった旧白滝小学校の跡だった。今は人影とてまばらなこんな北海道の山奥にも昔は多くの人々が住み,多くの子供たちが学んでいたんだなぁと思うと急に切なくなってきて,隣の畑で作業をするおじさんに変な目で見られつつも,しばらくそこに呆然と立ち尽くしてしまった。

・・・・・・。

こうしてようやく旧白滝駅に到着。まずはホームに立ってみる。砂利のホームで舗装されておらず,都会では考えられない簡素なものだけど,板張りであることが多い仮乗降場上がりの駅にしてはこれでも立派なほうだと思う。

次に,ホームに接してちょこんと建っている待合室に入ってみる。そんなに広くなく,内部は何とも言えない臭気が漂っているけど,待合室がないことが多い仮乗降場上がりの駅にしてはこれでも立派なほうだと思う。

それにしても・・・・・・。

さっきから犬の鳴き声がうるさい。どうやら先の廃校跡近くの民家で飼われている番犬が,パトカーにマークされるほどの不審人物である私を見つけてめざとく吠えているようだ。私が待合室の中に入ってしばらく姿を見せなくてもしぶとく吠え続けている。先ほど訪問した隣の下白滝駅でも番犬には苦労した。これで白滝シリーズの印象は「犬」ということになってしまいそうだ。


ホーム > 秘境駅の情景 > 旧白滝

ホーム > 廃駅跡の情景 > 旧白滝【現役時代の様子】