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  西仙台ハイランド(JR東日本・仙山線)

1.駅前広場

 

2.ホーム入り口

 

3.ホーム(作並方面をのぞむ)

【駅概略】 ※2014年3月15日廃止

JR仙山線の作並から仙台方面へ1駅目,3.4kmの地点にあった臨時駅。駅南西側にあるレジャー施設「仙台ハイランド」の最寄り駅として,同施設(当時は「西仙台ハイランド」)が建設費を負担して設置された。施設名は改称されたものの,駅名は改称されずに残っていた。当初は同施設までの送迎バスが運行されていたが,同施設へのアクセスは自家用車が圧倒的で駅の利用は振るわず,以前は行われていた季節停車も2003年10月のダイヤ改正で消滅し,停車する列車は1本もなかった(2007年10月現在)。今後も使用する見込みがないため、2014年3月に正式に廃止となった。

 

【駅データ】 ※現在は廃止

駅名

西仙台ハイランド(にしせんだいはいらんど)

所在地

宮城県仙台市青葉区作並字棒目木
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1987年3月21日

乗降客数

駅名のルーツ

ゴルフ場,遊園地などがある「仙台ハイランド」ができたことによる新駅名。

 

【停車本数データ】 ※現在は廃止

1987年4月(臨時停車)

4往復

1993年4月(臨時停車)

7往復

2007年10月

0往復

 

【訪問記】(2007年8月)

八ツ森駅を訪問したあと,近くの「八ツ森」バス停から仙台市営バスの最終便に乗り,しばらく走って国道48号線に出,2kmほど東進して「仙台ハイランド入口」バス停で下車し,そこからちょっとだけ東に歩くと,次の目的地である西仙台ハイランド駅が見えてきた。

ホーム入り口でしばらくたたずむ。向かって右手に公衆電話がある。中に灯りがついているのでまだ現役のようだ。この駅に列車がまだ停まっていた頃には,この公衆電話からハイランドへの送迎を頼む電話をした人がいたのかもしれないが,今は停まる列車がないのだから頻繁に利用されるはずがない。

階段を上がる。上がり切ってすぐのところにシンプルなつくりの「きっぷ売場」がある。窓越しに中を覗き込んできっぷを求めようとするも,今は無人で閉鎖されていて買えない。買えたところで,今は停まる列車がないのだから使いようがない。

ホーム奥までゆっくり歩く。ところどころ柵に蔦が絡まっているが,土台のコンクリートもしっかりしており現役の駅と遜色ない。現役の駅でもっとひどい状態のところはいくらでもありそうだ。・・・が,こんなに立派なホームがあっても,今は停まる列車がないのだから意味がない。

だんだん日が暮れてきた。「そろそろ暗くなってきたな,明かりがほしいな」と思った瞬間,ホーム上の電灯が一斉に点灯し,ほんのり明るくなった。現役の駅でもっと暗いところはいくらでもありそうだ。・・・が,こんなに気の利く電灯があっても,今は停まる列車がないのだからこれまた意味がない。

・・・・・・・・・。

ここまできた時点で,早くもやることがなくなってしまった。そもそも西仙台ハイランド駅はハイランドを利用するレジャー客のために設置された臨時駅であって,付近に住む or 住んでいた人々の何気ない日常生活の一部としてそれと共に歩んできたような駅ではない。こんな,停車する列車が1本もない変てこな駅に行ったことがあるというのは話のネタにはなるだろうけど,実際に来てみたところで何か特別な感動を得るようなところではない。暗くなってきたのと時間が迫ってきたのとで,私たちは早々と西仙台ハイランド駅に背を向け,隣の熊ヶ根駅に向けて歩き始めた。


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