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  銚子・外川(銚子電気鉄道・銚子電気鉄道線)

1.銚子

 

2.外川(駅舎)

 

3.外川(ホーム)

【路線概略】

銚子鉄道として開業後,電化を経て1948年に社名を銚子電気鉄道と改めた。国鉄に乗り入れ,貨物輸送を行っていた時代もあった。笠上黒生駅に唯一の交換設備があり,大半の列車がここですれ違いを行う。経営改善のために製造・販売を始めた「ぬれ煎餅」はあまりにも有名。犬吠駅は関東の駅百選に選ばれた。

 

【路線データ】(2005年6月現在)

営業キロ

運行本数

1925年4月
(銚子鉄道)

銚子−外川4.0哩

9往復(不定期列車含む)

1944年12月
(銚子鉄道)

銚子−外川6.4km

?往復

1956年12月

銚子−外川6.4km

?往復

1968年12月

銚子−外川6.4km

31往復(他に区間列車あり)

1987年4月

銚子−外川6.4km

35往復(他に区間列車あり)

2005年6月

銚子−外川6.4km

35往復(他に区間列車あり)

 

【駅データ】

駅名

銚子(ちょうし)

所在地

千葉県銚子市西芝町1438
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1923年7月5日(銚子鉄道として)

乗降客数

1,578人(2000年現在,1日平均)

駅名のルーツ

太平洋に注ぐ利根川が,河口で銚子の岬と対岸の波崎の先端が銚子の口のようにつぼまっているところから。

駅名

外川(とかわ)

所在地

千葉県銚子市外川町2-10636
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1923年7月5日(銚子鉄道として)

乗降客数

526人(2000年現在,1日平均)

駅名のルーツ

 

【乗車記】(2005年4月)

JRで銚子までやってきた。銚子には非常に魅力的な鉄道が走っている。が,経営が苦しいとも聞いている。現状を見ておきたい。

銚子電鉄のホームはJRのそれとつながっていた。乗り換え口をすり抜け,銚子電鉄に乗り込む。非常にくたびれた電車。にぎやかな車内広告。そしていかにも地元の方っぽいおばあちゃんが数人乗っている。ローカル感満点だ。

走り出した車内で車掌さんに勧められるがまま,普通切符と交換で「弧廻手形」を購入。銚子電鉄が1日乗り放題の切符だ。販売に力を入れているようで,「外川まで往復するならこちらのほうが安いですよ」とわざわざ教えて頂いた。経営が苦しいのに・・・。

電車はあまりにも味のある線路の上を,あまりにも味わい深い駅の一つ一つに丁寧に停車しながら,あまりにもゆっくりとしたスピードで進んでいく。何があっても急ぎませんよ,といった態度だ。

終点・外川に到着。電車を降りてすぐに唖然とした。日本にまだこんな駅舎が残っているとは・・・。そのすばらしさを言葉で表そうとしても無理なので,これ以上何も言わないことにする。

海に向かって歩き出す。まもなく下り坂になり,海に向かって落ちていきそうだ。港に通じる道の両側には民家が雰囲気よく立ち並び,飾らない普段着の生活が垣間見える。特にこれというものはないが,海や港とあいまって,これほど旅情を感じさせてくれる町も少なくなった。

心配していた銚子電鉄にしても,帰りの電車には行楽客らしき姿がかなり多く見られた。ひとまずは安心だ。

電鉄,駅舎,町並み,港。どれをとっても完璧で,情緒豊かなものばかりだった。いつまでも変わらないでいてほしいと思った。


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