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  恵美須町・浜寺駅前(阪堺電気軌道・阪堺線)

1.恵美須町

 

2.浜寺駅前

【路線概略】

初代・阪堺電気軌道として開業。南海鉄道,近畿日本鉄道,南海電気鉄道時代を経て,1980年に現・阪堺電気軌道となった。大阪市と堺市をまたがって走る。また,住吉−我孫子道には天王寺駅前方面(上町線)発着の電車も乗り入れる。

 

【路線データ】

 

営業キロ

運行本数

1925年4月
(南海鉄道)

恵美須町−浜寺駅前8.9哩

?往復

1944年12月
(近畿日本鉄道)

恵美須町−浜寺駅前14.1km

?往復

1987年4月

恵美須町−浜寺駅前14.1km

?往復

2005年6月

恵美須町−浜寺駅前14.1km

恵美須町−我孫子道96往復,我孫子道−浜寺駅前90往復
(他に区間列車多数あり)

 

【駅データ】

駅名

恵美須町(えびすちょう)

所在地

大阪府大阪市浪速区恵美須西2-1-1
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1911年12月1日(初代・阪堺電気軌道として)

乗降客数

1,904人(1998年現在,1日平均)

駅名のルーツ

駅名

浜寺駅前(はまでらえきまえ)

所在地

大阪府堺市浜寺公園町2丁
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1912年4月1日(初代・阪堺電気軌道として)

乗降客数

952人(1998年現在,1日平均)

駅名のルーツ

 

【乗車記】(2005年2月)

近鉄難波駅から歩いて恵美須町駅に向かう。向かうにつれて,通天閣が大きくなる。大きくなるにつれて,周囲が下町っぽくなってくる。途中,にわか雨に降られてスーパーに逃げ込んだが,買い物客にしてもやっぱり下町情緒にあふれている。

そうこうしながら恵美須町駅に到着。予想していた以上に時代を超越した駅だ。大阪の都心部にいる気がしない。周囲がどんなに近代化しようと,「私にゃ関係ありませんから」といった面持ちだ。

間もなく発車した浜寺駅前行き電車は,専用軌道をゴトゴト走り始めた。途中から併用軌道に入り,やはりゴトゴト走る。住吉駅で上町線と平面交差し,車庫のある我孫子町駅に着いた。

ここから堺市内に入る。廃止の話も出ている区間だ。一息ついてから再び走り始めた電車は,廃止の噂がにわかには信じられないほど多くの乗客を乗せて大和川を渡り,堺市内に突入した。

が,少しずつ客が減っていく。終点・浜寺駅前に着いたころには片手で数えられるほどの乗客しか残っていなかった。しとしと降る雨が終着駅の侘しさを強調している。浜寺駅前駅もやはり時代を超越した代物だった。

軽く周囲を散策する。南海・浜寺公園駅にも寄ってみる。ここから住吉大社駅に戻るつもりだったが,けなげに走る路面電車を応援したくなってきた。そこで,ジュースで小休止したあと,再び阪堺電軌に乗り込む。

途中,古本屋を見つけて衝動的に下車したりしながら,最終的に住吉駅で下車した。ここから歩いてすぐのところに上町線・住吉公園駅がある。


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