ホーム > 終着駅の情景 > 仙崎


  仙崎(JR西日本・山陰本線支線)

1.駅舎

 

2.ホーム

 

3.青海大橋下の風景

【路線概略】

山陰本線の長門市駅から北へ1駅だけ伸びている路線。独立した路線名はなく,山陰本線の支線扱いとなっている。以前は行商人の利用も多く,早朝から多数の列車が運転されていたが,現在では朝夕を中心にわずか6往復が運転されるのみとなっている。童謡詩人・金子みすゞは終点・仙崎出身であり,2007年夏から下関−仙崎間で運行される観光列車の愛称にもその名前が使われている。

 

【路線データ】

 

営業キロ

運行本数

1944年12月

正明市−仙崎2.2km

下り6本,上り8本

1956年12月

正明市−仙崎2.2km

35.5往復

1968年12月

長門市−仙崎2.2km

28.5往復

1987年4月

長門市−仙崎2.2km

16.5往復

2006年11月

長門市−仙崎2.2km

6往復

 

【駅データ】

駅名

仙崎(せんざき)

所在地

山口県長門市仙崎町字道揚原1115番
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1930年5月15日貨物駅として開業,1933年7月26日旅客扱い開始

乗降客数

駅名のルーツ

センザキはセトザキが転訛したもの。

 

【乗車記】(2006年11月)

飯井駅を訪問したあと,普通列車で長門市駅へ。駅前にある時代錯誤的なホテルに1泊した翌朝,仙崎支線に乗るべく長門市駅に舞い戻った。

朝に町の中心から郊外へ向かう列車なので,おそらくはがら空きだろう,ひょっとしたら我々しか客はいないかも,と思いつつ乗り場に向かう。・・・ところがどっこい,黒髪に黒服の大集団がホームに車内にあふれていた。肩身の狭い思いで車内に我が身をねじ込む。長門市発仙崎行き3番列車は,通学バスならぬ通学列車の様相を呈していた。

ようやく発車した列車は,初めて乗車するとき特有の感慨を味わう暇すら私に与えず,わずか3分で終点の仙崎に到着した。1日わずか6往復しか列車がなく,プラン作成に手を煩わせた仙崎支線も,いざ車内に乗り込まれてしまえばあまりにあっけなく降参してしまった。

仙崎駅から北に伸びる「みすゞ通り」を歩く。金子みすゞについては浅学菲才にして興味もないのだが,この通りは昔ながらの町並みが残っているかと思えば一方では観光地らしい創意工夫も随所に凝らされていて,歩いているだけでとても楽しい。同行者とうだうだ喋りながらぶらぶら北へ北へと向かうと,やがて穏やかにさざ波立つ青緑色の海が見えてきた。

・・・といっても,その目と鼻の先には青海島があり,仙崎との間は非常に狭い瀬戸となっている。何とはなしに岸壁でその瀬戸を眺めていると,小さな漁船が東から西へ結構なスピードで滑っていった。だんだん小さくなっていくそれを見送ったあと,我々のほうは長門市駅行きのバスに乗るべく,東に向かう。青海島には見るべきものがたくさんあり,本来ならもう一足延ばして周遊すべきなのだが,時間の都合によりやむなく割愛することにする。すぐに青海大橋の南詰に発見した「青海大橋」というバス停からサンデン交通バスに乗り,再び長門市駅へと引き返していった。


ホーム > 終着駅の情景 > 仙崎