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  高浜(伊予鉄道・高浜線)

【路線概略】

四国で最初の鉄道として松山(現在の松山市)−三津間が開業したのがルーツ。四国・松山に赴任してきた坊っちゃん(夏目漱石の小説の主人公)も,「マッチ箱の様な汽車」が走っていた当時の高浜線に乗車している。その後,改軌・電化された現在の高浜線には普通列車のみが運転され,大半が横河原線へ直通している。大手町駅北側の踏切では,同じ伊予鉄道の路面電車と平面交差する珍しい光景が見られる。

 

【路線データ】

 

営業キロ

運行本数

1925年4月

高浜−松山5.8哩

?往復

1944年12月

高浜−松山市9.4km

?往復

1956年12月

高浜−松山市9.4km

?往復

1968年12月

高浜−松山市9.4km

?往復

1987年4月

高浜−松山市9.4km

?往復

2006年1月

高浜−松山市9.4km

63往復

 

【駅データ】

駅名

高浜(たかはま)

所在地

愛媛県松山市高浜町1
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1892年5月1日

乗降客数

1,958人(1日平均)

駅名のルーツ

 

【乗車記】(2004年9月)

午後9時。小倉から関西汽船のフェリーに乗船。このフェリーは夜行なので宿泊代が浮く。今回の旅の計画を立てるに当たって定点(絶対動かせない行程)となった貴重なフェリーである。

翌朝5時。松山観光港に到着。まだ薄暗い中,以前にも来たことのあるこの港をあとにして海岸沿いを南下する。よく見ると,海岸沿いに多くの人影がうごめいている。どうやら釣りをしている人,出漁の準備をしている人,犬の散歩をしている人などなどで早朝の高浜は賑わっているらしい。

午前5時20分。高浜駅に到着。古びた味わい深い駅舎が出迎えてくれる。駅前の信号機もいまだ目覚めぬ早朝に,自販機の光だけがまぶしい。横河原までの切符を600円(安い!)で求め,古びた黄色い電車に乗り込んだ。

午前5時50分。始発の横河原行き電車が発車。片手で数えられるほどしかいなかった乗客も,こまめに現れる駅に停まるたびにどんどん増えていく。やがてJR予讃線の下をくぐり,路面電車の軌道と平面交差した電車は,松山市駅へと吸い込まれていった。

午前6時10分。松山市駅に到着。ここで大半の乗客が下車するが,私はこのまま座り続けて,横河原まで行くことにする。


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