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  高崎・下仁田(上信電鉄・上信線)

1.高崎

 

2.下仁田(駅舎)

 

3.下仁田(ホーム)

【路線概略】

上野鉄道として開業。のちに社名を上信電鉄に変更し,上州と信州を結ぶ構想を打ち出すも,結局実現せず。社名が宙に浮いたまま現在に至る。一時は急行運転を行い,国鉄からの乗り入れもあったが,現在ではワンマン運転の線内折り返し普通列車のみである。

 

【路線データ】

 

営業キロ

運行本数

1925年4月
(上信電気鉄道)

高崎−下仁田20.0哩

8往復(他に区間列車あり)

1944年12月
(上信電気鉄道)

高崎−下仁田33.7km

16往復

1956年12月

高崎−下仁田33.7km

24往復

1968年12月

高崎−下仁田33.7km

28.5往復

1987年4月

高崎−下仁田33.7km

28往復(他に区間列車あり)

2005年10月

高崎−下仁田33.7km

28往復(他に区間列車あり)

 

【駅データ】

駅名

高崎(たかさき)

所在地

群馬県高崎市八島町253
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1897年5月10日(上野鉄道として)

乗降客数

4,153人(2000年現在,1日平均)

駅名のルーツ

古くは赤坂の宿,次いで和田宿などといわれたところ。井伊直政がこの地に計画的に城下町を造り,地名を和田から高崎に変えたという。高崎とは,高い山脈の先にある土地の意。

駅名

下仁田(しもにた)

所在地

群馬県甘楽郡下仁田町下仁田甲374-4
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1897年9月10日(上野鉄道として)

乗降客数

1,039人(2000年現在,1日平均)

駅名のルーツ

 

【乗車記】(2004年10月)

土合駅を訪問したあと,JR高崎駅で下車。片隅にある上信電鉄乗り場に向かう。偶然にも1日フリー乗車券が発売されている由。迷わず購入した。

古びた電車は座席をほぼ埋める程度の乗客を乗せて発車した。高崎近郊の住宅地にこまめに設けられた駅に停車しては少しずつ乗客を降ろしていく。

上州富岡を出るころになると,乗客はめっきり減っていた。電車はやや人家の減った,が相変わらずどうということもないありふれた風景の中を行く。

「南蛇井」という,こちらこそ「なんじゃい」と言いたくなるような駅を出るとにわかに山間の様相を呈し始めた。ついには山峡の雰囲気すら醸し出して,もうこれ以上は進めないと思ったところで終点の下仁田に到着した。

改札を出て散策に出る。古びた街並みが続き,非常に好感が持てた。また下仁田はこんにゃくの町でもあるらしく,1日乗車券の裏に紹介されているこんにゃく専門店にも足を運んでみた。

下仁田駅に戻る。同業者らしき3人の男性が上信電鉄の車両談義に花を咲かせている。そんな彼らの横でふと空を見上げると,目の前にそびえたつ関東山地が低く垂れ込めた雲にかすんで連なっていた。この山々の向こうにある信濃の国を目指した上信電鉄の線路は,結局ここまでしか延びなかった。

・・・・・・。

せっかく1日乗車券があるのだから,高崎まで引き返す間にどこかで途中下車して,ゆっくり散策してみたい。となれば,富岡で下車して,旧官営製糸場を見物するのが良いだろう。そう心に決めて,上りの普通列車に乗り込んだ。


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