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  若桜(若桜鉄道・若桜線)

1.駅舎

 

2.ホーム

【路線概略】

もと国鉄若桜線。JR西日本時代を経て,1987年に若桜鉄道に転換された。若桜から先・八鹿まで建設する計画もあったが,結局着工せず。若桜鉄道の列車の多くはJR因美線に乗り入れ,鳥取駅を発着する。初乗り運賃60円(郡家−八頭高校前)は日本で一番安いが,2007年4月に100円への値上げが予定されている。

 

【路線データ】

 

営業キロ

運行本数

1930年10月(国鉄)

郡家−隼4.5km

8往復

1944年12月(国鉄)

郡家−若桜19.2km

6往復

1956年12月(国鉄)

郡家−若桜19.2km

9往復

1968年12月(国鉄)

郡家−若桜19.2km

9往復

1987年4月(JR西日本)

郡家−若桜19.2km

8往復

2005年6月

郡家−若桜19.2km

11往復

 

【駅データ】

駅名

若桜(わかさ)

所在地

鳥取県八頭郡若桜町若桜
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1930年12月1日(国鉄若桜線として)

乗降客数

443人(2001年現在,1日平均)

駅名のルーツ

「和名抄」に八上郡若桜郷とある。若佐とも書いた。若は,のちの「新」に同じ。サは,狭い土地。八東川沿いの狭い土地を新しく開拓したという地名。中世の尼子の若桜城下が近世に若桜往来により若桜宿となる。

 

【乗車記】(2005年4月)

18切符の余りを利用して郡家駅までやってきた。ここから若桜鉄道が出ているのだが,鉄道で往復するのも芸がない。そこで駅前からバスに乗ることにする。親子連れと一緒に乗車したバスは,若桜鉄道と競い合うかのように,若桜まで一気に快走した。

「若桜駅の最寄」という車内放送でバスを降りる。時間があるのでまずは周囲を散策する。古い木造家屋が残っており,非常に味わい深い。裏通りみたいなところも歩いてみる。寺院が建ち並び,人々の素朴な生活感も漂って,これまた非常に味わい深い。

大満足で若桜駅に到着。出迎えてくれたのはこれまた味わい深い駅舎だった。そしてその横にはそんなに若くない桜の木。あやしい旅人を歓迎するかのように満開の花をつけている。すっかり若桜が気に入ってしまった。

やがて発車した若桜鉄道の鳥取行きは,ごくわずかな客を乗り降りさせながら,さっきバスから見たのとほとんど同じ景色の中をゴトゴト進んでいった。郡家駅では,同じ鳥取行きなのに,智頭発のJR線列車を30分も待つという意味不明な芸当を見せてくれた。


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