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  中小国(JR東日本・津軽線/JR北海道・海峡線)

1.ホーム(青森方面をのぞむ)

 

2.駅前広場

 

3.通過する八戸行き特急「スーパー白鳥24号」

【駅概略】

JR蟹田駅から北海道方面へ1駅,4.4kmの地点にある無人駅。JR東日本の津軽線からJR北海道の海峡線が分岐しており(正確には新中小国信号場),両社の営業上の境界駅となっている。駅周囲には小国の集落が開けている。

 

【駅データ】

駅名

中小国(なかおぐに)

所在地

青森県東津軽郡外ヶ浜町蟹田小国南田
駅周辺の地形図
へ(国土地理院提供)

開業

1958年10月21日

乗降客数

駅名のルーツ

オグニは集落ができたときにつけられる喜びを表す地名。「中」は,このあたりが小国の集落の中心ということか。

 

【停車本数データ】

 

三厩方面

青森方面

木古内方面

1961年10月

6本

6本

1968年12月

6本

6本

1987年4月

6本

6本

2008年3月

5本

5本

0本

 

【訪問記】(2008年3月)

青森駅から津軽線の普通列車に乗車。蟹田で乗り換えてさらに揺られること約5分,次の中小国駅で下車した。

中小国駅は単なる途中駅ではない。ここで海峡線が津軽線から分岐しており,JR東日本とJR北海道の営業上の境界駅という重要なポストにある。ので,本当は海峡線の起点駅として扱うこともできるのだが,北海道を発着する列車は中小国駅には全く停まらない。ここはやはり,津軽線の途中駅と考えるのがふさわしいだろう。

ホームに降り立つ。ホームは1面1線の簡素なもので,とても栄えある境界駅の一つだとは思われない。・・・が,雪掻きはしっかりされていて,管理は行き届いているようだ。

駅前から延びる舗装路を行くとT字路があり,中小国の集落を貫くメインストリートに出る。まずは左に折れ,東に向かう。メインストリートの両側に民家が単調に並んでいる。特に見るべきものはない。やがて向かって右手に現れた神社を一瞥してから引き返す。

今度は駅から西へと向かう。メインストリートの両側に民家が単調に並んでいる。特に見るべきものはない。・・・が,民家が尽きて集落の外れに出ようかというところの左手に,不思議な建物があるのに気づいた。「おぐにふるさと体験館」と看板が出ているが,どう見ても学校である。帰ってから調べてみたところ,やはり1999年に廃止された小国小学校の跡であった。

・・・・・・。

これで中小国駅を去ろうと思う。・・・が,一つ大きな問題がある。帰路に外ヶ浜町が運営する町営バスを利用しようと思っているのに,さっきからバス停が一つも見当たらないのだ。町のホームページに載っている時刻表を見ると,「○○商店前」や「○○宅前」という非常にローカルな名のバス停が並んでいて,実際に集落内を歩くと確かにそれらが順番通り現れるのだが,肝心のバス停がどこにもない。これはどうしたものか・・・・・・。途方に暮れるも,このような場合,今までの経験からして,乗車する方法は一つしかない。

「中小国駅前 15:20」との時刻表に従い,15:15ぐらいからT字路の一角に陣取る。バスがやって来るはずの方角を見つめること約5分,彼方にバスが小さく現れた。だんだん近づいてくるそのバスを凝視し,これが乗る予定の町営バスであることを確認してから,すかさず手を挙げる。・・・と,バスはスピードを落とし,ついには私の目の前で停まって,ドアを開けてくれた。意気揚々と私が車内に乗り込むと,バスは再び走り始めた。・・・・・・たったこれだけのことだが,私は大いに安堵して,大きくため息をついた。


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